“「新型うつ病」大流行の裏側”というニュースを見て

一昨日、上記のニュースをYahoo Japanのサイトで見て、”Easterlin Paradox”を思い出した。このパラドックスを簡単に記すと次の3項目である;
1) どの社会でも、貧乏人より金持ちの方が幸福
2) しかし、必ずしも豊かな社会が貧乏な社会より幸福かというとそうでもない。
3) 国が経済的に豊かになればなるほど、国民は幸福でなくなる。
このパラドックスについては色々議論があるが、少なくとも日本でも米国でもこのパラドックスは半ばあたっているような気がする。


何が“幸福”なのか定義することは難しい。大変興味深いことに、Business Weekオンラインに2006年10月11日に掲載された“Rating Countries for the Happiness Factor”という記事に対するコメントは今でも投稿が延々と続いている。ちなみに先月7月の投稿数は19件にのぼっている。多種多様な意見があって非常に面白い。


最近友人から“Flow: The Psychology of Optimal Experience”By Mihaly Csikszentmihalyi(日本語翻訳名:フロー体験 喜びの現象学、M.チクセントミハイ)という本を薦められた。まだWish listに入れたきりで読んでいないが、上記のようなテーマ(ただし個人の幸せ)に興味があれば一読の価値があると友人は言う。