クリスマスイルミネーション

2006年も押しつまりましたが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
Thanksgivingを過ぎると、町並みは一斉にクリスマスを向かえる準備に入りました。
今回ご紹介するのはサウス・サンフランシスコのある住宅街でのクリスマスの様子です。

この住宅地では、クリスマスシーズンになると数十軒の家々ほとんどが参加して彩り豊かな
クリスマス・デコレーションを見せてくれます。

訪れた日は小雨が降っていた為、幸いな事に車で住宅地へ入る事が出来ました。
何しろ歩くとアップダウンもあり結構大変なのですが,その日は車をゆっくりと走らせながら
見事なイルミネーションでおとぎの国かと見まごうような住宅を1軒1軒巡回しました。
前回十年前に訪れたときは天気が良かった為に訪れる人々で大混雑し、交通規制が敷かれていました。
かなり離れた場所に車を停めて住宅街へは歩いて行ったのを覚えています。

さてその住宅区に入るとまず手前角にある家のデコレーションに圧倒されます。たくさんの色の電球で
家と庭全体が隅から隅までくまなくライトアップされて圧巻です!!
何しろ飾る家自体もビッグサイズなので無数の光にめまいがする程なのです。
広いアメリカならではのスケールと光景が楽しめる季節です。

それぞれの家の前にも様々な飾りが並んでいます。飾られているものの中には、雪だるま、トナカイ、
プレゼント満載にして運んで行く機関車、またイエズス・キリストの降誕を祝う等身大の人形などです。

最近は電動仕掛けの物も多く見ら屋根の上を右に左に動くトナカイ達とソリ等もその例です。
ある家の二階の大きな窓ではこれからプレゼントを配りに出発するサンタさんと,その奥さんの人形が
いそいそと動き回りとても忙しそう!

大袋を担ぎ煙突に片足を掛け,まさに入って行かんばかりのサンタクロースなどはまるで絵本の世界です。

この住宅地,一体いつからこのライトアップを始めたのか定かではありませんが、やっている当事者に
とっては交通の不便にもなり、電気代もかかるし、家の中は窓越しに皆から覗かれ続け・・・などと、
心配が先に立ってしまいます。それでも何年も続けているのは、住民の奉仕の精神に寄与する
所大なのですが、何よりも住民皆が自ら大いに楽しむ気持ちが無ければとてもこのように長続きする
ものではないだろうというのが私の見物しての感想です。

見に来てくれた人々にー,サンタクロースの住む国やおとぎの国は現実なのではないか?−という
ファンタジーを与えてくれるのです。