The Bulls Are Back In The Pool

ゴールデンウイークの東京は暖かな(暑い?)日が続いているようですが、ここサンフランシスコ周辺はセーターが必要なくらい寒く、地球温暖化が嘘のように感じる今日この頃です。今日のSF Chronicleによると、ベイ・エリアの住宅価格は2006年5月のピークから25%も下落しており、何時底を打つか分からないという状況なので、一層寒さを感じるのかもしれません。


さてこの寒さの中で、珍しく若干明るいニュースが、BARRON`Sというこちらでは定評のある株式週刊誌(日経が最近提携誌を発行し始めた。)が4月28日の巻頭記事“The Bulls Are Back In The Pool”に現れましたので簡単にご紹介しようと思います。(この記事は機関投資家への経済・政治の動向アンケート調査をまとめたものです。)


住宅市場が底打ちするには、さらに12ケ月かかり(60%)、クレジット市場が通常の状態(Normalcy)になるにはさらに6ケ月が必要(50%)と考えているものの、91%がFEDの金融システムへの資金供給は成功すると予想している。現在株式市場は安値(Undervalue)が55%。(高値(Overvalue)が10%)であれば、2008年末から2009年中期にかけての投資環境では50%が強気(Bullish)と考えている(弱気(Bearish)は12%)。
大統領選挙は、民主党オバマ共和党マケインで戦われ、マケインが勝つ(57%)(オバマが勝つが43%)。


今日(4月30日)FEDはレートを0.25ポイント下げて2%にしましたが、結果的には株式市場は余り反応せず、まだまだ当分神経質な動きが続きそうです。
BARRON`Sが株式関係の週間誌であることで、以上の内容は多少割り引かねばならないでしょうが、この予想が米国経済回復の序章のサインになれば良いと思います。